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サイバーパンク

 

 

 

21世紀においてサイバーパンクはほぼ浸透し現代にも起こりうる可能性のあるものとして浸透しつつあると考える。1980年代に誕生したサイバーパンクは未来への架空のサイエンスフィクションとしてのジャンルを築き上げてきたが、実際サイバーパンクは現代21世紀の世界に近いと考える。そこからサイバーパンクそのものに現在の世界の風刺の意義もあるように感じる。

 

現在の世界は携帯電話、パーソナルコンピューターなどの電子機器が当たり前のように使用されインターネットの普及も急速で発展している。また犯罪において昔の犯罪と比べた時、現代の犯罪にはインターネット犯罪、サイバーテロなど電子機器を使った1980年代には起こりにくかった高度な犯罪が悲しいことであるが、当たり前になりつつある。言わば近未来的世界になりつつある。比較的治安がよく安全であると評される日本でさえもサイバー犯罪が増えていることから世界的にみると混沌とした世界になってしまっているように感じる。

 

これらからも考えてみるとやはり前述したようにあくまで架空であるとしていたサイバーパンクは21世紀現代の世界の環境や状況に全く同じではないが近くなってしまっていると考えられる。

 

また、サイバーパンクに含まれ暗喩されているように感じる絶望的な世界、統制が執れなくなってしまった世界に対する風刺は未来つまりは現在の世界環境に対する風刺の意味があり架空としていたサイバーパンクは実際完全に架空ではなく未来への予想も含まれていたのではないだろうかと考える。

 

具体的には「第9地区」を見たが主人公のエイリアン化した腕を利用しようと非人道的実験などが多く行われていた、この作品から明るい未来やすばらしい世界環境を見て取る事はできず、絶望的世界、一見目覚ましい発展を遂げた技術を通して統治されているように見えるが実際はその反対で統制が執られていない廃れた世界を映していたように感じた。

 

Report - 10/15(Tue)

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