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Report - 4/16(Tue)

「ドアをあけると…」

 

 

 

戸を開けたら、自分の部屋に見覚えのない色褪せた写真が沢山落ちていた。いつの写真だろう?と片付けながら一枚一枚見てみる。しかし、見たことがない。1人の女の子が悲しそうな目をして映っている写真が目に止まった。ずっとその女の子を見る。すると、写真の中の女の子が手招きをし始めた。その途端、私は写真に吸い込まれていく気がした。しばらくして、目を開けてみると色が全くないモノクロの世界が広がっていた。周りには、その中で、だいたい年は6歳位の馴染みのある顔の女の子が1人立っていた。誰ですか、と声を掛けてみる。返答がない。女の子はまじまじと私の顔を見ているだけである。私とよく似ている顔である。空間移動装置が働き、過去にきてこの女の子は過去の自分なのか?と私は考えた。

 

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